今回は(も)誰得なお話になる事間違いなしです。
先日私は転居指導を受けました。これは去年にはわかっていた事なので、一応準備はしていましたが。我が家から息子たちが巣立って行ったので、一人で暮らすには家賃がたけーんだよ!と言う理由での転居指導です。
私は転居したい願望を2年程前からケースワーカーに話していたので、やっと転居指導きたよーと喜んでいましたが。
己の願望が通るのは物件選びだけ?

あくまでも・・・限られた物件の中から選べると言う自由がそこにはあります。風呂トイレ別で、南向きで、オートロックで、なんて言う我儘はまったく通りません。選べる物件は『生活保護でも可能な物件』のみです。生活保護を隠して物件探すと後々トラブルになる可能性もあるので、事前に生活保護だと言う事は伝えた方がいいです。もめ事はごめんだから。
生活保護者は地元にある大手不動産屋に向かうべし
生活保護の物件さがしなんてお手の物です。こちらが「よくわからない」と伝えればすべてわかりやすく説明してくれますし、いざとなったらケースワーカーと話もしてくれます。私がしたことは「生活保護の範囲内で駅から歩いて20分ぐらいの範囲で借りられる部屋」と伝えただけです。それだけで7~8件の物件が出てきて、1件1件「ここの管理会社さんはこんな人」とか「ここの大家さんはすごいよー」とか全部教えてくれます。
7~8件から選びたい放題
ディスったりするつもりはないですが、最近のウェブサイトって『おすすめの〇〇30選!』とかあるじゃないですか。あれってまぁグーグルさん的にはユーザーにとって良いサイトだと思うから1位とかにきてるのはわかるんですが、私的には「30個も進められたら結局どれがいいのかわからん!」ってなるんですよね。「誰か良い人紹介してー」って言ったとして、30人もおすすめされたら、あ・・・ごめん、やっぱいいわ・・・ってなりません?
山盛りある物件の中から7~8件に絞ってもらえて、なおかつ不動産屋に地域の情報とか大家さん状況、管理会社情報を教えてもらえるので、最終的に2~3件にしぼられます。ここまできたら物件が決まるまではあっという間ですよ。
人間は選択肢が多くなればなるほど迷うんです。少ない選択肢から選んだたった一つはきっと宝物になると信じています。
生活保護で困る引越し業者問題

普段から引越しする時は多数の業者に見積もりを出してもらう方が値段交渉ができるのでおすすめするんですが、生活保護の場合は業者によってあからさまに態度が悪い所に当たる事もあります。
引越しするのが私自身、でもお金を出すのは国だから、見積書を見せてくれないなんてこともあります。
ケースワーカーに聞けば金額教えてくれますけどね。
業者さんごめんなさい!でもあなたの業者が良いんです!
私は保護を受ける前から引越し業者はとある1社に決めています。別に身内がいるわけでもないし、友人がいる訳でもないんですが、初めての引越しで利用した時の営業さんであったり、作業員さんであったりがとても親切で、すごく気持ちの良い心遣いを受けたんですよ。それ以来、どこへ引越しする時でも業者はそこって決めてます。
なのでその業者さんには1番最後に見積もりに来てもらうようにしています。他の業者よりも安くしてもらうために。生活保護だと自治体によって違いますが、2件以上もしくは3件以上の見積もりを提出しないといけません。その中で1番安いところでGOサインが出るので、保護受給者に目をつけられた業者さんは破格で提案してくるしかないんですよね。
ほんっとごめんなさい。
でもこの行動が、使いたい引越し業者を使う裏技でもあったりしますので、転居指導が出た場合はお試しください。
引越し日の希望はあくまでも希望

希望日前後で引越し業者が1番安く動ける日をこちらに提案してくるので、私はただただ相槌をうつだけです。私は外に働きに出ているわけでもないので、土日の引越しを選んだりすると、ケースワーカーからも「平日にできませんか?」って言われます。
引越しは決まったけど日付がきまるまでが大変
あとは不動産屋、大家、管理会社、引越し業者、ケースワーカーの兼ね合いで物事がすすんでいきます。物件決定がGW始まったばかりのころだったこともあり、ケースワーカーが全く動けない日々が続きました。GWが明けたと思ったら不動産屋の定休日があったり。おかげ様で話が動き出したのが物件決定から20日程経ってからです。
事情を察して待っていてくれた大家さんと管理会社さんには頭があがりません。あとはケースワーカーさんに契約書などの書類が届き、その後認定までこぎつけてから1週間後に契約金の支払いが行われます。そのお金を握りしめて私は不動産屋に向かい正式な契約を交わし、後日鍵渡しとなるのです。
本来なら1ヶ月ぐらいかけて行う業務です
これを10日間程でこなしていかなくてはならなくなりました。段ボールすらまだ届いていない現段階で、事務手続きのためにあちこち動き回らなければならないうえに、引越し日はとっくに決まっているので荷造りもしなきゃならない。でも段ボールがないんだよっ!と言う状態。
やっと引越し日が決まったので新居に向けての事務手続きと、引越しの荷造りと、旧居の解約手続きに、その他もろもろの廃止手続きと。私、こんなに動けるなら仕事に出てもよくない?ってケースワーカーに愚痴ったぐらいめっちゃ動いています。
お陰様でぶっ倒れそうな日々を過ごしながらも『何かやらなきゃ!!』と思ってテストライティングを受ける私・・・
引越しまで1週間ほどです

ある程度の荷物整理はできたけど、段ボールないから詰め込みできないし、部屋の中がいるもので散乱しててイライラする。
転居指導を受けた受給者さんへ
指導を受けたと言う事は転居はしないといけないんです。うだうだ言わずに転居ばんざーいって思っていた私でもこのありさまです。転居指導が来たら転居できない理由がない限り転居は絶対なんですよ。
心の病などで生活保護を受けている場合、生活環境の変化によっては悪化する事があると医師の診断が出た場合ぐらいしか、転居できない理由は成り立たないと思ったほうがいい。
自分で転居したら不安定になると言ってるだけじゃだめだから、医師の診断書とかそういうのが必要になると思います。
切羽詰まって日常生活をまともに送れないような状況にならないためにも、転居指導が来たら素直に聞き入れ、物事はさっさと済ませる方がいいですよ。
転居指導を受けた生活保護受給者でも願望はある程度通ります

街の不動産屋とかでも親身になってくださる所はありますが、後々の事を考えると、大手の不動産屋に任せるのが1番いいと思う。今回私の引越しがばったばったしているのは、ただただGWが長すぎた事と、とある引越し業者が見積書をおいていってくれないから、希望していた業者の見積金額が叩き出せなかった事にあります。
想像もしていなかった事態が起こりえると想定して動けなかった私に一番非があるのは否めないが。
生活保護受給者は、包み隠さず生活保護受給者だとしっかりと伝えてから物件を探せば、何事もスムーズに事が運びますよ。生活保護だから物件探しは無理!と決めつけず、ケースワーカーさんから転居指導がきたら素直に受け入れましょうね!!
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